ホーム > 旭川方面本部長からのメッセージ


 7月は、月初めから降り続いた大雨により、道内の至る所で川が氾濫し、
冠水や床上浸水などによる甚大な被害が発生しました。
 幸い当方面管内では、今回の大雨による死者はありませんでしたが、全
国に目を向けると、西日本を襲った豪雨により、被災地での死者が200人を
超え、未だ多くの方々が安否不明となっております。
 理解しているつもりではいても、被災された方々の深い苦しみや悲しみ 
は、現実に被災された方でなければ分からないのかもしれません。 
  ただ、我々警察は、被災者のために今できることを考え、最大限の協力で支援するとともに、職員
 一同、いち早い復興を御祈念致しております。 
 
  季節は立秋を境に、暦の上では夏から秋へと移り変わりますが、日中の暑さはまだまだ続きます。
  平成28年から8月11日は「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日」として、国民の休日「
 山の日」となりました。
  当方面管内には、日本百名山に数えられる旭岳、十勝岳、利尻山をはじめ、多くの山々が点在す
 るため、毎年、多くの登山者が訪れますが、山岳遭難事故も後を絶ちません。
  北海道の山は、天候によっては、夏山でも氷点下の気温になることがあるので、しっかりとした防
 寒対策が必要ですし、十分な装備で、自分の体力や技量に合わせた山を選ぶことも重要となります
  経験や年齢に問わず、山へお出かけの際は
「楽しい登山の裏には、沢山の危険も隠されている」
 ことを忘れないでください。
  子供達の夏休みも半分が過ぎたころですが、テレビや新聞では、少年が被害となる事件が毎日の
 ように報道され、やりきれない気持ちで心が痛みます。
  この時期は、開放感から少年が深夜はいかいなど不良行為や万引きなどの非行に走ったり、家出
 やインターネットの利用に起因して福祉犯被害などにあうケースが増加します。
  家庭は最も身近な社会です。
  家庭でのルールづくりや情報モラルについて、この夏休みを利用して、一度、家族で話し合い、社
 会のルールやマナーを守らせ、善悪のけじめをつけさせることが、非行や被害防止の第一歩となり
 ます。 
  また、少年の非行や被害に関する情報がございましたら、どんな些細な事でも警察への相談・通
 報をお願い致します。
  さて、8月は管内各所で花火大会が開催されます。
  もともと、花火大会は、慰霊・悪霊退散や無病息災を願って花火を打ち上げたのが始まりと言われ
 ています。
  大空に色とりどりの大輪の花を咲かせる打ち上げ花火も綺麗ですが、小さくても、「蕾」「牡丹」「松
 葉」「柳」「散り菊」と燃え方の段階に、それぞれのドラマがある線香花火にも味わいを感じさせられま
 す。 
  誰が最後まで火球を落とさずにいられるか、競争した思い出はありませんか?
  線香花火に灯をつけ、儚い光や消える様子を慈しむ心は、日本人ならではのものであり、忘れて
 はいけない伝統のようなものだと思います。
  たまには線香花火を囲み、家族で会話をする機会を作ってみてはどうでしょう。
                                           平成30年8月1日
旭川方面本部長 中林  厚